別居中のご主人に婚姻費用を請求して調停で合意に達した事案
Contents
別居中のご主人との協議離婚が成立した事案
依頼者:女性
争点:早期の離婚
1.ご相談内容
ご依頼者の小宮山さん(仮名)は、別居しているご主人と離婚をしたいが、ご本人同士ではなかなか話が進まずに困っているとご相談にいらっしゃいました。小宮山さんがお子さんを引き取って育てていましたが、ご主人は休職中で稼ぎが無いため、養育費等は望まず、早期の離婚を希望されていました。
2.解決方法
当事務所の弁護士が代理人となり、まずはご主人本人と交渉を行う予定でした。しかし、小宮山さんがご主人に弁護士に協議を依頼したことを告げると、ご主人も代理人として弁護士に依頼をしたため、ご主人の代理人弁護士から当事務所宛に連絡が来る形で代理人同士の交渉がスタートしました。
ご主人も離婚の意思はあったものの、ご自身に収入が無い状態であったこと、現状を変えることに対して消極的であったことから、ご本人同士の話し合いは進んでいませんでしたが、代理人が間に入り、小宮山さんが早期の離婚とお子さんの親権者となることだけを望んでいることを示したことで、早い段階でご主人が離婚に合意して下さいました。
そのため、その後はすぐに離婚協議書を作成し、双方が協議書と離婚届に署名押印をすることで離婚が成立しました。長い間進まなかった話し合いがスピードアップし、希望がかなった小宮山さんが明るい面持ちで事務所を後にされたことがとても印象的でした。
3.ポイント
ご自身で相手方と話をした時にはなかなか進まない場合であっても、弁護士が介入することで相手方の向き合い方が変わり、満足な結果が得られる可能性があります。一度、専門家である弁護士にご相談されることをお勧めします。
弁護士 鈴木軌士
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